態度の悪い社員を変えるには?
【day1485】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
先日、ある経営者から、
と言われました。
自分のことだったら、自分がやろうと思えばできるけど、他人はそうはいかない。
思いどおりにならないと、ヤキモキすることありますよね。
「もう、コイツは変わらないんじゃないか」と諦めてしまいそうになること、ありますよね。
コーチングを学ぶ前の私も、「やる気のない人は、何を言っても、ダメだ。変わらない。」と思っていました。
ところが、そんなことはない。
私に「変わらない人はいない」と教えてくれた人がいました。
10数年前のことです。
当時、マネージャーだった私に、就業時間の7割船こいで寝ている、父親ぐらいの年齢の部下ができました。
社長のコネで入ってきた人で、誰も何も言えない状況でした。
ただ、さすがに使えないとなり、降格降給になって、私の部下になったんです。
彼は、ため息ばかりついては、「仕事なんてやってもムダムダ」と言っていました。
勤めていた会社が吸収合併された直後の人事でしたので、私は「私のことを辞めさせるための人事かな?」とすら思えました。
でも、コーチングを学び始めて、「ここで、逃げちゃダメだ!」と思ったんです。
「この人といいチームになりたい!」と思ったんです。
当時は、もうホント必死で、彼の肩を叩いて起こして、飴を渡して寝ないようにさせたり、ちょっと仕事やってもらえたら、褒めてみたり。
「これから、どういうことをやってきたいんですか?」
「今まで、どんなことされてきたんですか?」
いろいろと「どうしたら、やる気になってくれるかな?」と、がむしゃらに関わったんです。
でも、なかなか変わりませんでした。
「もうダメかな?」なんて諦めそうにもなっていた、ある日の帰り際、偶然、彼の手帳から折り紙が落ちたんです。
私は、拾って手渡しながら、「これ、何ですか?」って聞いたんです。
そこには、「素敵なパパへ」と、書いてありました。
「末の娘がくれたんです。」と彼は答えました。
私は、「お嬢様にとって、素敵なパパなんですねー。」と彼に言ったんです。
そしたら、彼の目がうるうるし始めたんです。
それから、びっくりしちゃうんですけど、ホントに、寝なくなったんです。
さらに、「仕事ありませんか?」と聞いてくれるようにもなりました。
定時のベルがなったら、さっさと帰ってしまうような彼だったのに、その後、私がピンチの時に、深夜まで残業して、仕事をやり遂げたこともありました。
最初はお荷物のようにすら感じていたところから、とても頼れる仲間になったんです。
変わらない人はいない。
関わり方次第で、そのスイッチを入れることが、できるんですよ。
私は、彼から、それを教わりました。
当時は、がむしゃらな関わりでしたが、それから、たくさんの経験と試行錯誤を重ね、五感思考マネジメントとして体系化し、お伝えできるまでになりました。
さまざまなノウハウがありますが、変化を起こすために一番根底にあるものは、「人はいつだって変われる」と信じる気持ちです。
だから、大変なことも多いでしょうけれど、諦めないでほしいです。
諦めたくなる気持ちも分かりますが、諦めたら、そこで終わりです。
3歩進んで2歩下がったような気持ちになっても、また1歩1歩です。
本日の名言
Move together.(ともに進もう)
Trust yourself.(自分を信じよう)
Have fun.(楽しもう)
カーリング女子日本代表の藤澤五月選手より
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!