新しい取り組みに社員がついてこない!どうしたら?
【day1465】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読み頂き、
ありがとうございます。
コロナ禍で、新しい取り組みを始めた。
でも、社員さんが、上手くついてこない。
年度末、仕事が忙しい。
でも、社員さんの動きが遅い。
経営者は、いつだって、危機感を持ち、誰よりも先を見ています。
しかし、社員さんも同じかと言うと、組織の仕組み上、同じとはいきません。
社長に気持ちの余裕がある時はいいのですが、危機感が募ったり、忙しくなってくると、社員さんたちにイライラしてしまうことありますよね。
と。
これが続くと、組織の「負のスパイラル」が始まってしまいます。
①(結果の質)成果が上がらない
②(関係の質)対立、押し付け、命令する
③(思考の質)面白くない、受け身で聞くだけ
④(行動の質)自発的・積極的に行動しない
⑤(関係の質)関係が悪化する
「負のスパイラル」では、成果は上がりません。
先日、クライアントさんから、こんな相談を受けました。
そこで、どういう関わりをしたら、部長がもっと仕事をしようと思ってくれるか、考えることにしました。
まずは、フセンを使って、社長と部長の2人の関係性を見える化します。
心の距離と向きを、フセンの距離と向きで表現するんです。
例えば、向きとは、2人が目指しているものが同じ未来で、2人とも同じ方向に向かって進んでいると思えるなら、フセンも同じ向きで。
目指している未来が一致しておらず、お互い全然違う方向に向かって進んでいると感じているなら、フセンも反対方向を向いているように置く。
距離とは、ツーと言えばカーと分かるぐらい、気持ちが知れていて、心の距離が近いと感じているなら、2つのフセンも近くに。
例えば、「アイツ、何考えてんのか分かんないんだよなー」と心の距離が遠いと感じているなら、2つのフセンを離しておいてみる。
今回は、このように置かれました。
青いフセンが、社長。緑のフセンが、部長。
真っ直ぐ前を向き力強く進む社長のすぐ後ろに、凹んで弱音を吐き気味の部長がいる感じ。
そして、それぞれが、今の状況をどんな風に感じているのか、聞いていきました。
すると、部長さんになりきって話しているうちに、
と気づかれました。
とアクションが出てきました。
頭の中で考えていると、「なんでできないんだ!」「どうしたらいいんだ?」とグルグルしてしまいがちです。
ところが、フセンを使って、現状を見える化し、視点を変えながら現状把握することで、不思議と腑に落ちるアクションが見つかってしまいます。
今回は、このプロセスで解決するまで15分ぐらい。
この早さはプロのワザですが、ご自分でやられても、モンモンと頭の中で考えているより、ずっと早いです。
ぜひ、試してみてくださいね。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!