連携力と社員育成のスピードがアップする考え方@みずほシステム障害
【day1298】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読み頂き
ありがとうございます。
昨日、みずほ銀行とみずほ信託銀行でシステム障害がありました。
店舗窓口で、入出金や振り込みなどの取引ができなくなったようです。
私は、昔、証券システムの会社に勤めていましたが、障害などが発生すると、社内がピリピリした戦場になっていたことを、思い出します。
今回の障害対応の現場も、大変な状況だったのではないでしょうか。
社会インフラのような「ちゃんと機能していて、できていて、当たり前」な業界で働く人たちに、得意な思考パターンがあります。
それは、「原因論」という物事の捉え方です。
原因論は、「何が悪いんだろう?」「なぜ、出来なかったのか?」と、過去の原因や出来ない理由にフォーカスする捉え方です。
トラブル対応などには、必要な思考パターンです。
私が、サポートする会社は、医療や建設・建築業界などが多いです。
病院では、正しい医療サービスが提供されて、当たり前。
ミスや事故でも起ころうものなら、患者さんが命の危険にさらされることだって、あり得ます。
建設・建築のお仕事も、正しい設計や組み立てがなされて、当たり前。
万が一、設計にミスがあれば、大事故にもなりえますし、現場でも、作業ミスがあれば、命を落とすことだって、ありえます。
原因論の思考パターンを使われる方が多いです。
ただし、この原因論を、人間関係や人材育成にも使うのは、要注意です。
人間関係がギスギスして上手くいかなくなったり、社員さんが勇気をくじかれて育たなくなってしまうことが、起こってきます。
実は、物事の捉え方には、「原因論」と「目的論」の2種類があります。
目的論は、「どうなったらいいのか?」未来や理想の姿、「既に出来ていること」にフォーカスする捉え方です。
当社のアドラー心理学をベースにした五感思考マネジメントでは、「目的論」で、人間関係の改善や人材育成を行っています。
例えば、
・社内の人間関係が悪く、不満や悪口ばかり言っている。
・みんなの意見が食い違って、なかなか意見が一致しない。
そんな時、原因論の「何が悪いんだろう?」「誰が悪いんだろう?」では、さらに、雰囲気が悪くなって、前に進まなそうですよね。
そこで、目的論を使います。
「本当はどうなったらいいんだろう?」と理想を起点に話を進めたり、「どんな時はできていただろうか?」とアイディア出しをしていくと、前向きな気持ちで、纏まりやすくなるんです。
みずほで障害が繰り返されてしまうのも、原因論が人間関係や人材育成で使われて、連携が上手くいかない、人材が育たない、根本的な解決のアイディアが実践されないなどが、起こっているのかもしれませんね。
人間関係を改善し社内連携をアップさせ、人が育つ、目的論の考え方、ぜひ、試してみてください。
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