自分で決められないマネージャーが決断できるようになるのにどれくらいかかったか?
【day1196】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読み頂き、
ありがとうございます。
新しい顧問先さまで、今までは、社長が現場にでて、全部指示出してとやってきたけれど、現場をまとめてもらうマネージャーを育てることになりました。
先日は、ある新米マネージャーが現場で使う備品の置き場を決めるお手伝いをしました。
3S(整理・整頓・清掃活動)プロジェクトの一環です。
ところが、今まで、社長の指示どおりに動いてきたものだから、なかなか自分で決めることができません。
「A案がいいかな?」
「でも、××になったらどうしよう?」
「B案がいいかな?」
「○○な部分はいいけど、△△はダメかな。」
「C案、D案、、、。」
ちなみに、社長からは「どのパターンもアリだから、現場がやりやすいものを選んでくれればいい。自分がいいと思うものを2パターンぐらい考えて教えてくれ」と言われています。
ですので、最終決定でもないですし、まず、自分がいいと思うものを選んでみればいいのだけれど、迷いまくって決めれない。
そこで、マネージャーさんにある話をして、「3分で仮決めしてください。」とお伝えしました。
ある話とは、「ファーストチェス理論」です。
さて、ファーストチェス理論とは?
実験で、プロのチェスプレイヤーに、チェスの盤を見せて、5秒で次の手を決めてもらいます。
その後、30分かけて、じっくり考えてもらい、30分後に次の手を決めてもらいます。
その結果、「最初の5秒の手」と「30分考えた手」は、86%一致したそうです。
つまり、長く考えても、判断は大きく変わらないということです。
アレコレ悩んでいるくらいだったら、直感でいいと思った方、ワクワクすると感じた方を選んで、とりあえず決める。
迷って、ずっと動かないのも、機会ロスです。
そして、とりあえず、やってみて、そこから、高速PDCAサイクルを回し、改良を重ね、より良いものにしていった方が、早く結果が出ますよね。
ちなみに、私から「3分で仮決めしてください。」と言われたマネージャーさん、どうなったか?
1分で決めれました!笑
そして、その後、社長からOKをもらってました。
良かった!
なかなか決められない社員さんがいらしたら、「ファーストチェス理論」をお伝えしてみてください。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
本日のチャレンジ課題「ファーストチェス理論」の実践者を増やしましょう