言葉を超えた合意形成が組織の成長スピードを決める
【五感思考day2624】
こんにちは!
人が自立的に動き、グングン成果が出る仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
来週、大阪・関西万博に行くことにしました!
実はこれまで「様子見」していたんです。
なぜなら、私は「長時間列に並ぶ」とか「人混みでギュウギュウ」みたいな状況が、あまり得意ではないからです。
けれども今回、慶應義塾大学医学部教授でありデータサイエンティストでもある宮田裕章さんが案内してくださるツアーに参加できることになり、思い切って行くことを決めました。
↓以前お会いした時の写真。
宮田さんは万博のパビリオンの一つをプロデュースされていて、その発信がとても共感・納得できるんです。
なぜかと言うと、宮田さんが語るメッセージは「五感思考マネジメントがなぜ成果につながるのか」と、同じ本質を突いているから。
例えば、こんな言葉があります。
論理も共感も届かない相手とどのように向き合うのか?
「その理想は、価値観が大きく異なり、論理だけでは対話が難しい相手にどう届けるのですか?」——ある対話の場で、核心を突く問いを投げかけられました。私たちが掲げる「Better Co-being」という理念も、複雑で小難しいと一蹴されれば、それまでです。情報が氾濫し、人々がそれぞれの「見たい世界」に深く没入しがちなこの時代に、論理の壁をどう乗り越えるか。これは、多くの批判にさらされながらも万博というプロジェクトに関わる私にとって、避けては通れない重い課題であり続けています。
その突破口は、理屈や言語に先立つ「五感」にあると、私たちは考えています。香り、音、味、光、肌触り。これらは、私たちの思考という名の検問所をいわば迂回し、直接心に届くパスポートです。異国のスパイスが鼻をくすぐり、未体験のリズムが体を揺らすとき、私たちは「文化の多様性」という概念を、頭ではなく、全身で「豊かさ」として受け止めます。言葉を超えた共感は、そこから静かに芽生えるのです。(後略)
引用元:宮田さんのFB(https://www.facebook.com/reel/1101538031502920)
この考え方は、まさに 五感思考マネジメントの実践そのもの。
例えば、社内で意見が対立したとき、五感思考マネジメントでは次のプロセスを踏みます。
1.現状を把握する
2.合意できる目的・目標を見つける
3.行動計画に落とし込む
4.実行する
今日は、この中の「2.合意できる目的・目標を見つける」に注目してみます。
多くの組織では「言葉だけ」で目的を語ろうとします。
でも、それではどうしても偏見や解釈のズレが入りこみ、合意できる一致点を見つけることが難しいんです。
感情的な反発が起こってしまうことも多いです。
そこで五感思考マネジメントでは、言葉に頼らず、理想の状態を一緒に追体験できるイメージをつくります。
・絵を描いてみる
・身体の動きで表現する
・部屋の光や窓からの景色、モノの手触りをヒントにする
こうしたアプローチで「理想の未来」を一緒につくっていくと、関係者全員が自然にワクワクできる目的・目標を共有できるんです。
その結果、合意形成がスピーディーで腑に落ちやすくなり、共感が生まれる。
だからこそ、その後の協働も驚くほどスムーズに進むのです。
経営は「意思決定と合意形成の連続」です。
言葉や数字だけでは動かない人の心を、どうやって巻き込み、同じ方向へ導いていくか。
ここに、組織の成長スピードを大きく左右する経営者の力量が問われます。
五感を活用することで、理屈を超えた共感と納得を生み出せる。
だからこそ、社員が自立的に動き出し、組織全体の推進力が一気に高まるんです。
「次のステージへ組織を飛躍させたい」――そのために必要なのは、戦略と説得だけでなく、協働と共感をつくりだすことではないでしょうか。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!