トップダウンからボトムアップへの移行の難しさとは?
【五感思考day2646】
こんにちは!
人が自立的に動きグングン成果がでる仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
先日、Forbesさん主催の経営者勉強会&ディナーへ。
同窓の青学大OB、LINEヤフー株式会社 代表取締役会長 川邊 健太郎さんがお話されるということで、ぜひ、お伺いしたい!と参加しました。
以前、お話を伺った時、ヤフーでのコーチングを活用した組織づくり&人材育成に共感する部分が多かったからです。
実際、川邊さんはインタビュアーで、和田 彩花さん(アイドル、Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2020 受賞)のお話がメインでしたが。
対談のテーマは、「変革の旗を掲げるリーダーに学ぶ、価値観をアップデートする力」。
川邊さんが引き出し上手だったのもあり、和田さんのお話はとても興味深かったです。
※川邊さん&和田さんと写真をパシャリ。
和田さんは、「アンジュルム」という人気アイドルグループの元リーダー。
アンジュルムが人気アイドルグループになっていった過程をお話くださいました。
最初は「スマイレージ」というグループ名で、4名のアイドルで構成されました。
スマイレージのキャッチフレーズは「日本一スカートの短いアイドルグループ」 。
森高千里さんが学園祭の女王をしていた頃のような衣装というと想像がつくでしょうか。。。
昭和アイドルのミニスカな制服を着た感じです。
この頃の和田さんたちは、プロデューサーから言われたとおりに仕事をするスタイル。
ところが、人気が出ず、地方のライブハウス周りばかりをする日々。
小さい箱にも関わらず、お客様は集まらず、毎日ガラガラ。
プロデューサーからの期待もなくなり、メンバーの入れ替えもある中で、自分たちのやりたいことをやりたいようにやるカルチャーをつくっていったとのことでした。
例えば、着たい服を着る。
アイドルには珍しいパンツスタイルもOK。
他には、先輩の言うことが絶対ではなく、年齢や在籍年数に関係なく、みんなが言いたいことが言える雰囲気をつくる。
誰かが出した意見を否定するのではなく、意見を踏まえて、どうしたらいいかをみんなで考える。
自分たちがやりたいことをやり、誰よりも自分たちがまず楽しむ。
フラットな関係の中で、多様性を認めあうグループになっていきました。
すると、だんだんとお客様が増えて、人気グループに。
この変革ができた理由として、和田さんは「プロデューサーから期待されなくなり、放任されていたから」とおっしゃっていました。
組織が、トップダウン型から、ボトムアップというかメンバーが自分たちで考え動く組織に変革する難しさがあるとすれば、一番はここですよね。
なぜなら、経営者が社員さんに期待せず放任するって、基本、できないじゃないですか。
やっぱりどうしたって、経営者は社員さんに期待しますよね。
成果を出してないのに、口を出さず、放任するってホントに難しいと思います。
業績を出し続けないと、企業は倒産してしまいますから。
しかし、社員さんたちが、上司の言うとおりに動くことを求められていたところから、自分たちで考え動くようになるまで、上手くいくことばかりではありません。
試行錯誤の時期があります。
試行錯誤中は、一時的に成果が落ちてしまうこともあります。
その期間を上司部下共に、耐えられるかというのがあるんですよね。
今までのやり方ではなく、新しい自分たちらしく上手くいくスタイルを見つけていく途中で、「これは正しいのか?間違っているのか?」と不安になり、結局、元に戻ってしまう。
(ちなみに、正しいか間違っているかという問いでは迷走しがち)
この組織としての変態を、プロの伴走者がいることで、より安心して、かつ短い期間で、無事に乗り越えられる。
それが、サポーターとして私のいる意義。
今までどおりを積み重ねるとか、ちょっと加速するぐらいなら、自分たちでできるでしょう。
経営者が考えて社員が手足として動くのではなく、社員さんも主体的に考え動ける組織への変態。
より自分たちらしさを発揮しながら成果がでる組織への変革。
プロのサポーターとして、クライアントさんにより安心して、空中分解せずに無事にグングン伸びる組織への変態&変革を遂げ、業績を出し続けられるよう、さらに精進していきます!
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!