星野源さん紅白の曲目変更に考える発信の注意点
【五感思考day2524】
こんにちは!
人が自立的に動きグングン成果がでる仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
大晦日の紅白歌合戦で星野源さんが歌われる曲目が変更になりました。
変更前は「地獄でなぜ悪い」でした。
星野源さんが闘病中につくられた曲で、辛い状況にいる人への応援歌です。
NHKがこの曲を星野さんにオファーした理由は、「いま苦しい時代を生きる方々を勇気づけてほしい」とのことでした。
しかし、この曲は、性加害疑惑を報道された人物が監督した映画の主題歌です。
主題歌というだけでなく、当該映画のタイトルも同じ。
結果、この曲を紅白で歌うことについて、SNSなどで、二次加害にあたる可能性があると指摘が起こりました。
NHK側の選曲理由は、苦しい状況にいる人を勇気づけたい。
ところが、聞く人によっては、逆に辛い気持ちになる人もいる。
そこで、星野さんが紅白で歌う曲目は変更されることになりました。
「コミュニケーションの意図は相手の反応で分かる」という格言があります。
自分がどういう意図でコミュニケーションを取ったのかではなく、相手がどう受け取ったのかが、コミュニケーションが起こした結果であるという意味です。
今回、NHK側が当初選んだ曲(コミュニケーション)に固執せず、受け手となる視聴者となる人たちの気持ちを汲んで、曲目変更をしたことは、ナイス・トライではないでしょうか。
最も大事なことは、視聴者が勇気づけられるものを届けたいということでしょうから。
決して、星野さんの曲が悪いということではありません。
星野さんの「地獄でなぜ悪い」を好きな方もいっぱいいるでしょうし、勇気づけられる人もたくさんいるでしょう。
今回は、特定の人たち向けというより、一般の多くの人たちを対象にした番組という状況と、そして、性加害疑惑の時期なども影響しています。
コミュニケーションによって相手に起こることは、相手によって違うし、自分と相手との関係性によるし、時と場所によって、変わります。
経営者は立場上、組織の中で一番影響力を持っています。
影響力が一番あるということは、良くもあるし、気をつけねばならないことでもありますね。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!