サイゼリヤ創業者・正垣会長のお話を伺ってきました!その2
【五感思考day2512】
こんにちは!
人が自立的に動きグングン成果がでる仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
昨日に続き、サイゼリヤ創業者の正垣康彦会長のお話をお伺いした話です。
正直、たくさんの経営理論を教えていただきまして、書ききれない!!
ということで、本日は、教えていただいた中からもう1つだけシェアです。
それは、「経営理念を何のためにつくるか?」
さぁ、何のためだと思いますか?
レッツシンキング!!
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正垣会長の答えは、
「社員数が増えて、自分と一緒に働けない人が増えた時に、自分の分身になるから」です。
経営理念があるといい理由の1つは、判断基準となるからです。
経営者の方から、よく
などのお困りごとを伺います。
理念がなく、経営者自身がルール、つまり、「オレがルールだ」となっていると、社員は自分で判断ができません。
どうしても、社長の指示待ちになります。
もしくは、社員さん自身で判断した結果、経営者と違う判断になる。
結果、「みんなバラバラ」となります。
ですので、経営理念という判断基準があることで、社員さんの仕事の質とスピードが上がります。
結果として、業績がアップします。
現場で何かが起こった都度、社員さんが、上司やベテランに確認するのではなく、現場の1人1人が判断できるようになるからです。
先日、クライアントさんの経営理念を全社員でつくっていました。
話し合いをしたところ、商品の納品”スピード”について、各社員さんはバラバラの見解を持っていました。
経営者や製造部門のメンバーは、「迅速に」という言葉を使いたい。
できる限り早く納品することが、お客様の要望に応えることであり、価値ではないか。
一方、品質管理や営業部門のメンバーは「お客様の希望される納期で」を使いたい。
スピードについては、早ければいいと言うものではない。
質をしっかり担保するためにも、希望どおりという言葉がいい。
などなど、部署や役割などの違いから、”スピード”の基準が違っていました。
会社としての一番は何なのかがバラバラということです。
これでは、社内連携が取りにくいのは、当然ですよね!
会社として、何を目指すのか、何を大事にするのか、判断基準を揃えていく。
五感思考マネジメントでは、経営者が理念をつくったから、社員にこのとおりにヤレ!ではありません。
一緒にディスカッションをするので、全員が自分ごとです。
ですので、現場の社員さんの目の前の仕事1つ1つと経営理念が結びついていくんですね。
そして、経営理念はお客様に対するコミットメント(約束)でもあります。
普段、お客様と接する機会のない、工場のメンバーも、自分たちが誰のために仕事をしているのか、そのために、どのように連携をとればいいのか、自然と考えます。
ですので、経営理念をつくる過程で、同時に浸透が起こってしまうんですね!
ちなみに、サイゼリヤさんでは、理念である「困っている人のため、周りと正しく仲良く」を60点やれたら、店長になれるそうです。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
追伸:正垣塾では、中同協(中小企業家同友会全国協議会)の会長、広濱さんともお話することができました!
胸アツ&頭が沸騰しそうな夜となりました!
他にも、正垣会長の教えと五感思考マネジメントの共通点も、新しく教わったことも、たくさんあるのですが、またの機会に!