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アドバイスをする時に注意したいこと

2022.09.03 by 大図美由紀

【day1675】

こんにちは!

ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^

本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。

少し前にクライアントさまからこんなご相談を受けました。

社長
社員の○○さんにいくらいっても△△ができるようにならないんです

社員さんのお一人が同じ間違いを繰り返す。

しかも、一向にできるようになる気配がない。

どうしたら成長してくれるのか?とのことでした。

お話を伺っていくと、社員さんに「このやり方じゃないとダメだ」と社長ご自身が上手くいったやり方のみをヨシとしているように感じました。

その社員さんに合う別のやり方をもっと探してみるのが良さそうです。

極論を言えば、人は自分が経験したことしか分かりません。

ですので、アドバイスする時も、自分が上手くいったパターンを、良かれと思って伝えます。

ところが、全員が同じパターンで上手くいくとは限りません。

能力や経験、得意な思考パターンなどが、人それぞれ違うからです。

人は、自分の物差しで人を判断してしまいがちですが、自分と相手の良さや上手くいくやり方は違います。

人それぞれ違うから、良さを生かし合えるチームや組織になれば、1人ではたどり着けないようなスゴイ成果を得ることができます。

一方で、みんなに同じやり方を求め過ぎるのは、危険です。

以前読んだ、植松務さんのブログ記事に、その危険さがよく伝わる話がありました。

昔、ある地方で、みんなが一生懸命に農業の仕事をしている時に、1人だけ川を眺めている若者がいたそうです。

その若者は、まわりからはいろんなことを言われたそうです。なまけもの、とか。

でも、やがてその若者は、川の力を利用した機械を発明します。

それによってその地域は、大いに発展したとか・・・。

これ、うろ覚えですが、たしか、どこかの企業の創始者の話だったと思います。

人が1人でできることは、1人分です。

それでは、たいしたことはできません。

だから、みんなで力をあわせるのは、とても大事なことです。

でも、その力の合わせ方とは、必ずしも、全員が同じ事をする、ではないです。

でも、日本人は、ともすると、「全員が同じ事をする」を美徳とします。

問題解決は、すごく大事なことですが、問題解決のための手段を考えるチャンスを与えず、誰かが考えた問題解決の方法を、全員一致でやってしまったら、それは、なんだか一致団結の高揚感はあるでしょうが、でもそれでは、実は、永久に進化できないです。

改良や発明は、たいてい、それまでの方法と違うことをすることになります。

それは、一回でうまくいくとは限らないし、そもそもうまくいかないことも多いです。

僕は、それをやるのは、集団行動ができない人達だと思っています。

引用元)力をあわせることの危険性。

自分が上手くいくやり方を社員さんに教えても上手くいかない時、「コイツ分かってないな」とか「なんで、できないのかなー」と思ってしまうことも、あると思います。

しかし、自分と得意なことが違う社員さんは、今の会社を進化させてくれるカギになるかもしれません。

違いがある社員がいてくれるからこそ、自分の能力を超えたところに行くことができるでしょう。

社員さんお一人お一人の個性を生かして、相乗効果が出せる、そんな組織づくりをしていきたいですね。

もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!

本日の問いかけ社員さんの多様性をもっと活かすために何をしてみましょうか?
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