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社員を動かすハサミの話

2022.03.11 by 大図美由紀

【day1503】

こんにちは!

ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^

本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。

経営者とお話をしていると、

社長
社員が、不満ばかり言って、やることやらない。
社長
管理職が、全然、部下の面倒をみない。
社長
社員に、全然、危機感が感じられない。
社長
社員のやる気がなくて、困る。もっと自主的に動いてもらいたいのに。

などなど、たくさんの社員に関するお困りごとを伺います。

まぁ、社員に関するお困りごとが全くないという経営者は、まず、いないんじゃないでしょうか。

五感思考マネジメントのベースになっているアドラー心理学の創始者アドラーも、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と言っているくらいです。

ちなみに、アドラーは、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と呼ばれます。

日本では、アドラー心理学の本「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」が大ベストセラーになってから、知られるようになってきました。

本日は、

社長
社員にいくら言ってもダメなんだよ。どうしたらいいんだろね?

という方に、読んでいただきたい話をご紹介です。

相手に自分の想いを伝え、相手の行動を変えようと思ったら、どれだけ相手の立場に立てるかが、重要なカギになります。

「人を動かす」で有名なデール・カーネギー氏も、こう言っています。

「自分の希望ではなく、相手の立場に立ち、相手の望むものを与えることによって、人は動く」

と。

ここで、「相手の立場に立つ」というのが、イザ実践するとなると、なかなか難しいんですよね。

「相手の立場に立つ」をやってるつもりで、「相手のため」をやっている人が多いんです。

かく言う私も、コーチングと出会う前は、「相手の立場に立つ」ができておらず、「相手のため」ばかりでした。

やっかいなことに、「相手のため」をしているにもかかわらず、自分では「相手の立場に立つ」ができているつもりだったんです。

では、「相手の立場に立つ」と「相手のため」は、何が違うと思います?

「相手の立場に立つ」と「相手のため」の違いが、よく分かる話をご紹介します。

リッツ・カールトン元日本支社長、高野登さんがされた「ハサミの話」です。

カーテンの向こうで、ハサミを求めているお客様がいる。

サービスを生きがいとしている従業員は、さっそく、もっていった。

ところが、相手の方は左利きだった。残念。

別の日に同じ事が起きて、求めているお客様に今度は、右利きと左利き用の両方のハサミをもっていった。

ところが、お客様はお子様だった。残念。

いかがでしょう?

「相手の立場に立つ」って、難しいですよねー。

頭の中で「相手の立場」を考えていると、難しいです。

ところが、身体を使って「相手の立場」を感じれば、すっと腑に落ちるように分かります。

「相手の立場」を感じるためには、ポジションチェンジという技術を使います。

ポジションチェンジとは、どういう技術なのか?

長くなってきましたので、また明日に続きを書きますね。

楽しみにしていてください。

もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!

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