社員を動かすハサミの話
【day1503】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
経営者とお話をしていると、
などなど、たくさんの社員に関するお困りごとを伺います。
まぁ、社員に関するお困りごとが全くないという経営者は、まず、いないんじゃないでしょうか。
五感思考マネジメントのベースになっているアドラー心理学の創始者アドラーも、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と言っているくらいです。
ちなみに、アドラーは、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と呼ばれます。
日本では、アドラー心理学の本「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」が大ベストセラーになってから、知られるようになってきました。
本日は、
という方に、読んでいただきたい話をご紹介です。
相手に自分の想いを伝え、相手の行動を変えようと思ったら、どれだけ相手の立場に立てるかが、重要なカギになります。
「人を動かす」で有名なデール・カーネギー氏も、こう言っています。
「自分の希望ではなく、相手の立場に立ち、相手の望むものを与えることによって、人は動く」
と。
ここで、「相手の立場に立つ」というのが、イザ実践するとなると、なかなか難しいんですよね。
「相手の立場に立つ」をやってるつもりで、「相手のため」をやっている人が多いんです。
かく言う私も、コーチングと出会う前は、「相手の立場に立つ」ができておらず、「相手のため」ばかりでした。
やっかいなことに、「相手のため」をしているにもかかわらず、自分では「相手の立場に立つ」ができているつもりだったんです。
では、「相手の立場に立つ」と「相手のため」は、何が違うと思います?
「相手の立場に立つ」と「相手のため」の違いが、よく分かる話をご紹介します。
リッツ・カールトン元日本支社長、高野登さんがされた「ハサミの話」です。
カーテンの向こうで、ハサミを求めているお客様がいる。
サービスを生きがいとしている従業員は、さっそく、もっていった。
ところが、相手の方は左利きだった。残念。
別の日に同じ事が起きて、求めているお客様に今度は、右利きと左利き用の両方のハサミをもっていった。
ところが、お客様はお子様だった。残念。
いかがでしょう?
「相手の立場に立つ」って、難しいですよねー。
頭の中で「相手の立場」を考えていると、難しいです。
ところが、身体を使って「相手の立場」を感じれば、すっと腑に落ちるように分かります。
「相手の立場」を感じるためには、ポジションチェンジという技術を使います。
ポジションチェンジとは、どういう技術なのか?
長くなってきましたので、また明日に続きを書きますね。
楽しみにしていてください。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!