できるリーダーが陥りがちなワナ
【day1443】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
今年に入って、うっかり(?)、ハマっているものがあります。
マンガ「宇宙兄弟」。
兄・南波六太(むった)と弟・日々人(ひびと)の兄弟が、さまざまな問題に直面しながら、宇宙飛行士になって一緒に月に行くという夢を追いかける物語です。
とてもオモシロい上に、リーダーシップやチームビルディング観点での学びも、いっぱいです。
宇宙飛行士になるには、優秀なだけではダメで、仲間とともに困難を乗り越える力が、要求されます。
どの仕事でも多かれ少なかれ要求される力かと思いますが、宇宙飛行士という仕事は、前人未到のチャレンジをしていく、しかも、うっかりが死に直結しうる仕事だからですね。
物語は、六太が、JAXAの宇宙飛行士選抜試験に取り組むところから始まります。
試験は、1次、2次、3次、最終と続きます。
最終選抜で、ある候補者が不合格になりました。
最終選抜まで残る人は、みなさん、優秀です。
なぜ、その候補者は、落ちたのか?
その候補者は、JAXAの審査官に尋ねます。
「何がいけなかったのか、教えてはもらえませんか?」
JAXAの審査官は答えます。
「これはあくまで僕の意見だけど、君はリーダーとしてこれからどんな職場でもトップにたてる人材だと思う。だが1つ足りないことがある。仲間に”頼る”ということだ。」
この候補者、いわゆるデキる人で、自分が一番正しいと思っていて、他者の意見を否定してしまう傾向がありました。
ちなみに、過去の私も、そんなちょっと鼻につくようなヤツでした。苦笑
そこそこ器用だったので、1プレイヤーとしては、まずまずな成果を出していました。
ところが、部下ができたら、上手くいかなくなりました。
自分が上手くいったやり方を部下に教えるのが上司だと思っていたからです。
しかし、部下はそれでは動いてくれませんでした。
必死に部下を叱って少し動いたかもしれませんが、やらされ感で動いただけでした。
今考えると、当時は、自分の劣化コピーをつくろうとしてしまっていました。
つまり、「頼る」ができていませんでした。
むしろ、「頼る」の逆で、自分が完璧でなくちゃと思っていました。
今なら、当時の自分に、「完璧である必要なんてないよ」って言います。
当時の自分は、まわりとタテの関係をつくりがちでしたので、「頼る」というと、「お願いしてやってもらう」という考えになってしまっていました。
ところが、ヨコの関係で「頼る」をすれば、お互いに気持ちよく仕事ができるんですね!
ヨコの関係をつくるための第1歩は、一緒に「目指すビジョン」や「大事にしたい価値観」を明確にすることです。
2歩目以降は、またの機会に!
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!