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成果をだすには成果を求めちゃダメ

2021.07.10 by 大図美由紀

【day1257】

こんにちは!

ワクワク働きたい組織づくりパートナー、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^

本日も、ブログをお読み頂き、
ありがとうございます。

昨日は、中小企業家同友会の学びに参加しました。

関東甲信越の各地域からzoomで200名近い経営者の方が集まっての勉強会。

自社の経営についてお話してくれたのは、(株)こまむぐの小松和人さん。

こまむぐさんは、木製のおもちゃを製造販売しています。

小松さんは埼玉同友会の仲間で、コロナ禍でいろんなチャレンジをされてきたのを知っていましたので、そんな話の裏側を聞けるのではと楽しみに参加しました。

どんなチャレンジかと言いますと、例えば、昨年の緊急事態宣言時に、現場作業がかかせない製造業にもかかわらず、在宅ワークを実現。

その様子は、以前、こちらのブログでもご紹介しました。

製造業でもテレワーク⁉コロナショックから生まれた新しい取り組み事例集

製造業で在宅ワークの取り組みは、さまざまなメディアに取り上げられて、ナント、高校の社会の教科書にも載りました!

また、コロナ前は、小売り(おもちゃ屋さんや百貨店)に商品を卸していましたが、コロナ禍で小売りのお店が休業してしまったため、オンラインでの販売を開始します。

他にも、ブログに書ききれないくらい、さまざまなチャレンジをしていらっしゃいます。

そして、さまざまな取り組みにチャレンジできたのは、「社員さんたちのおかげ。実は、社員さんとの信頼関係の回復に努めた1年があったからこそ」と話してくれました。

コロナから遡ること、3年前。

小松さんは、社長として経営理念や経営計画の大切さを学び、ドンドン実践していました。

ところが、社員が社長の取り組みのスピード感についてこれず、「キツイです」と言って辞めていってしまったんですね。

社員さんが辞めるほど辛い気持ちでいたことに、社長である自分が気づけなかった。

社員さんたちが辛い気持ちを自分に言い出すことができないくらいの関係性しか築けていなかった。

いくらいい計画があっても、社員さんたちとの信頼関係がしっかりできていなければ、いい会社にはなれない。

そこで、小松さんは、1年かけて社員さんたちと信頼関係を回復することに努めました。

その結果、コロナ禍でさまざまなことにチャレンジすることができた、とおっしゃっていました。

そうなんですよ!

成果を出せる組織は、結果を追い求めるところからではなく、社員さんとの関係づくりから始めます。

それを教えてくれる考え方があります。

組織の成功循環モデル」です。

ご存知でしょうか?

「成功循環モデル」は、マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱した組織に成功をもたらす基本的な考え方です。

組織の循環モデルには、グッドサイクルとバッドサイクルがあります。

グッドサイクル

1.(関係の質)お互いに尊重し、一緒に考える

2.(思考の質)気づきがある

3.(行動の質)自分で考え、自発的に行動する

4.(結果の質)成果が得られる

5.(関係の質)信頼関係が高まる

バッドサイクル

1.(結果の質)成果が上がらない

2.(関係の質)対立、押し付け、命令する

3.(思考の質)面白くない、受け身で聞くだけ

4.(行動の質)自発的・積極的に行動しない

5.(関係の質)関係が悪化する

バッドサイクルは、結果だけを求め、「①結果の質」を向上させようとすることから始まります。

しかし、なかなか成果が上がらず「①結果の質」が低下すると、対立や押し付け、命令が横行するようになり、「②関係の質」が低下します。

一時的に成果が上がることもあるかもしれませんが、それはメンバーが追い詰められた状態で出した成果にすぎないので、持続せず、結局、同じサイクルに入ってしまいます。

「②関係の質」が悪化すると、メンバーは考えることをやめ、受け身になってしまい、仕事がつまらないと感じ、「③思考の質」が低下する。受け身なので、当然自発的・積極的に行動しなくなり、「④行動の質」が低下して成果が上がらなくなる、つまり「④結果の質」がさらに低下するんです。

停滞していたり、なかなか成果の上がらない組織は、このようなバッドサイクルに陥っていることがよくあります。

一方で、グッドサイクルは、「①関係の質」を高めるところから始めます。

「①関係の質」を高めるとは、相互理解を深め、お互いを尊重し、一緒に考えることです。

ここから始めると、メンバーは自分で気づき、面白いと感じるようになり、「②思考の質」が向上します。

面白いと感じるので、自分で考え、自発的に行動するようになり、「③行動の質」が向上します。

その結果として、「④結果の質」が向上し、成果が得られ、信頼関係が高まり、「関係の質」がさらに向上するんです。

「①関係の質」の大切さを理解せずに、「④結果の質」だけを求めていると、部下との信頼関係を築けず、どんなに努力しても組織として結果を出せないという状況になってしまいます。

御社の状況は、いかがでしょうか?

関係の質を高めるところから始めて、グングン成果をだしていきましょう!

もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!

本日の問いかけグッドサイクルを起こすために何から始めましょうか?
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