「目標=ゴール」と考えると組織は止まるー通過点思考で動き続ける経営へ@高市新総裁
【五感思考day2653】
こんにちは!
人が自立的に動き、グングン成果が出る仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
高市早苗氏が、自民党総裁に選ばれました。
女性として初の総理大臣が誕生となる、歴史的な瞬間です。
私の社会人としてのスタートは金融業界で、出世やキャリアに男女差があるのを感じ、学生時代との違いに驚いたものです。
当時はこの体質を動かし難いものと捉えていましたが、今や古い体質と思われる政治でも変化が起こるのですから、時代はやはり動いているのですね。
ただ、私が注目したのは「女性初」という肩書きではなく、彼女の勝利演説の中にあったこの一言でした。
「嬉しいというより、本当にこれからが大変だ。皆さんとやらなければいけないことが山ほどある。」
この言葉から感じられたのは、“総理になること”がゴールではなく、「日本をどうしたいか」というビジョンを実現するための“通過点”だという意識です。
経営の現場でも、「目標=ゴール」としてしまうケースは少なくありません。
たとえば、
「年商10億円を目指す」
「離職率を5%下げる」
「新規事業を立ち上げる」
これらは確かに重要な数値目標ですが、それが“終着点”になってしまうと、達成して満足するか、達成できずに落ち込むか、どちらかの感情に振り回されてしまいます。
しかし、目標を「実現したい未来への通過点」と捉えると、そこに“流れ”が生まれます。
たとえば、「年商10億円」は、“社員が主体的に動ける組織をつくり、社会により大きな価値を提供する”ための通過点。
「離職率を下げる」は、“人が誇りをもって長く働ける環境を実現する”ための通過点。
こうして目的の“先”にある未来を描けると、経営判断や組織づくりの軸がブレにくくなります。
五感思考マネジメントでは、「数値」を決める前に「体感の未来」を描くことを大切にしています。
社員がどんな表情で働いているか。
お客様からどんな言葉をいただいているか。
社内にどんな空気が流れているか。
その“未来の空気”を感じ取ったうえで、そこに向かうための目標を置く。
これが、人が自立的に動き出す組織づくりの基本です。
高市氏にとって、総理という立場は“通過点”。
だからこそ、すでに“その先”を見ています。
経営もまったく同じです。
「目標を達成した瞬間が終わり」ではなく、「次の未来に向けたスタート地点」と捉える。
その意識を持つだけで、リーダーとしての姿勢も、組織全体のエネルギーも、確実に変わります。
目標は、ゴールではなく通過点。
それは「止まらない経営」を実現するための考え方です。
高市氏の姿勢を見ながら、私たちも、次に進むための“通過点”をどう設計するか――今一度、見つめ直してみたいですね。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
本日のチャレンジ課題「目標を、ゴールではなく、実現したい未来への通過点」と捉えてみましょう