正義と正解が交錯する組織、どうまとめる?@大屋根リング
【五感思考day2640】
こんにちは!
人が自立的に動き、グングン成果が出る仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
大阪・関西万博の大屋根リングの一部が、人がのぼれる形で保存されることに決まりました。
9月上旬に万博に行った際、大屋根リングを体験しました。
まだ暑い日でしたが、大屋根リングの下は涼しく、木の香りに癒されました。
そして、リングの上を半周ほど歩きましたが、1つ空の下にたくさんの人たちと円でつながっている感覚を感じながら歩いた時間は、とても感動的でした。
「世界最大の木造建築」に触れることで、日本人としての誇りを感じたり、木造建築が社会にもっと広がる未来への想像が膨らみました。
私と同じように、大屋根リングを通じていい体験をした、得られたものがあるという人も多いのではないでしょうか。
これは、本当に、行ってリアルに体験してみないと分からない感覚!
実際、体験する前は違う考えでした。
建設費350億円と聞き、「何か他の社会課題の解決に使えないものだろうか?」と、どちらかといえば否定的に捉えていました。
そして、体験後は「価値がある」と思う一方で、「350億円の使い方として正解だったかは分からない」という気持ちもゼロではありません。
どちらの考えも“正義”であり、“正解”でもあるのです。
1人の人間でも正義と正解が複数あるくらいですから、正義や正解は人の数だけあります。
これは、組織経営に置き換えると大きな課題になります。
1人ひとりが自分の正義や正解で動いてしまえば、組織はバラバラになってしまうからです。
では、どうすれば1つの方向にまとまるでしょうか?
私はこう整理しています。
・正義=理念を実現するもの
・正解=目標達成に向かうもの
理念や目標が先にあるからこそ、組織にとっての正解が定まり、社員1人ひとりの判断もそろっていきます。
理念や目標が曖昧なままでは、正解も揺れ続けてしまうんですね。
経営者と社員さんたちが同じ方向に進むために必要なのは、まず理念・目標の共有。
そこから初めて、具体的な計画が意味を持ちます。
理念も目標もあるのに揃わない――
その原因と解決策については、また改めてお伝えしますね。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
本日の問いかけ御社では、社員さんと共有できる「理念・目標」がどれだけ明確になっていますか?