イライラ上司が涙する日―部下が変わらない組織に足りないもの
【五感思考day2810】
こんにちは!
人が自立的に動きグングン成果がでる仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
先日、雅叙園の特別室で開かれたパーティーへ。
雅叙園は9月末で休館になるそうで、もしかしたら最後の機会になるかもと、参加してきました。
この会の主役は、恩師である平本あきおさん。
私の人生を大きく変えてくださった方です。
久しぶりに再会し、これまでの変化を報告でき、改めて御礼をお伝えすることができました。
今でこそ「社員さんのやる気を引き出す組織づくり」と言っていますが、昔の私はまったく逆でした。
職場では、ぶつかってばかり。
「大図さん、角(ツノ)が見えてるよ」と言われるほど、ギスギスした存在。
部下指導は苦手で、成果が出ないのを相手のせいにしては、ただイライラする日々。
正直に言えば、最悪のリーダーでした。
そんな私を変えたのは、17年前の出来事です。
任されたプロジェクトでは、部下は不満とグチだらけ。
いくら厳しく叱っても変わらない。
「やる気のない部下ばかりだ」と悩み、尊敬する経営者に相談しました。
その時に紹介されたのが平本さんのコーチング。
「学ぶべきは私じゃなくて部下でしょ」と思いながら、釈然としない気持ちのまま参加しました。
ところが講座で問われたのは――
「何のために仕事をしているのか?」
「本当はどうなったらいいのか?」
出てきた答えは明確でした。
「みんながワクワクしながら働く職場をつくりたい」。
心の奥にそんな想いを持っていた自分に、初めて気づいたのです。
翌日から私は変わりました。
ただ業務を進めるのではなく、部下に問いかけました。
「そもそも何のために働いているの?」
「どんな会社にしたい?」
すると少しずつ、本音や情熱が戻ってきたのです。
前向きな意見が出るようになり、個別相談では仕事への不安やキャリアの悩みも語ってくれるようになりました。
結果、プロジェクトは大成功。
社長からも高い評価を受け、そして部下からの言葉――
「このチームで働けてよかった!」
その瞬間、私は涙が出るほど嬉しかったのを、今でも鮮明に覚えています。
この経験から、私は大切なことを学びました。
部下が育たない原因を、相手だけに求めないこと。
本音を引き出す問いかけが、やる気を呼び戻すこと。
成果を生むのは、スキルよりも“関係性の質”であること。
これが私の原点となり、今の組織づくりコンサルタントとしての活動につながっています。
社員さんが思うように動かないと感じているとき、「部下のせいだ」と決めつけていませんか?
もしかすると、変わるべきは“関わり方”かもしれません。
私はこれからも、「社員さんが自然にやる気を出す組織」をつくりたい経営者の伴走者でありたいと思います。
今回のパーティーで、平本さんのワークショップに再び触れました。
実現したい未来を臨場感たっぷりに描いたことで、また心のスイッチが入りました。
「もう一段、飛躍していくぞ!」
そんな想いでいっぱいです。
社員さんをもっと生かしたい経営者を、全力で応援していきます!
本日の問いかけ社員さんが自然にやる気を出す組織になるために、何から始めましょうか?