上善如水の経営―社員が人生の主役になる会社への挑戦
【五感思考day2809】
こんにちは!
人が自立的に動きグングン成果がでる仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
所属している中小企業家同友会は、経営者が人を生かす経営を学び、実践する会です。
先日の定例会では、株式会社ハンズ 代表取締役 斉藤竜大さんが実践報告をしてくださいました。
内容は、新卒採用を切り口に、より良い会社づくりをどのように進めていったかです。
斉藤さんは、創業社長であるお父さまから事業を承継し、いざ社長に就任。
引継ぎ後、最初に浮かんだのは、「社長って、何をすればいいんだろう?」という問いでした。
実務は社員がやってくれているので、回っている。
そこで、経営者がすべきことは「未来を考えること」だと思い至りました。
そして、現状分析をした結果、次の2つに取り組もうと考えました。
・社員の年齢層が高めだったので、若手を採用したい。
・個人商店の集団のような雰囲気から、仲間同士が気にかけ合える文化にしたい。
早速、新卒採用を起点に会社の雰囲気を変える試みをしていきます。
採用活動と同時に、労働環境の整備に積極的に着手しました。
例えば、、、
・2フロアだった職場をワンフロアに集約し、全員の顔が見え、話しやすく。
・経理情報をオープンにしたり、経営指針発表会を開催するなど、情報を積極的に開示。
・営業利益からの賞与分配率をアップ。
他にも、多数。
「ここで働いてみたい!」と若い人に思ってもらうためには、まず既存の社員が働きやすい環境でなければ。
その考えが、1つひとつの取り組みに込められていました。
結果、2年連続で、新卒採用に成功。
そして、社内には明らかな変化が起こりました。
社員さんからは「会社の雰囲気が良くなった!」
「どうやって育てたらいいかチームで相談するようになりました」の声。
お客様から「最近、ハンズさんの会社は楽しそうですね」と言われることも増えました。
社員からも「楽しい!」という声が自然と出てくるようになったのです。
職場が楽しいと、仕事も楽しくなる。
斉藤さんが大切にしている言葉に「上善如水(じょうぜんみずのごとし)」があります。
水のように柔らかく、どんな器にもなじみ、やがて岩をも削る強さを持つ。
そんな生き方が理想だと。
経営もまたかくあるべき。
上から押し付けるのではなく、社員一人ひとりが「自分の人生の主役」として、主体的に決めて動ける環境を整えることが、経営者の役割だと語ってくださいました。
まさに「五感思考マネジメント」で大切にしている考え方と同じです。
経営者が押し付けたり、経営者だけが背負いこんで引っ張り続けるのではなく、社員さんが主体的に動き、チームとして成果を出していく。
これはどの会社にとっても大きなテーマだと思います。
私は組織づくりコンサルタントとして、多くの経営者の挑戦を間近で見てきました。
だからこそ、経営者が社員を信じ、未来を描き、仕組みを整えていく姿を全力で支援したいと考えています。
外部の専門家としてではなく、同じ方向を共に見つめる伴走者として。
その挑戦に寄り添い、成果につながる組織づくりをサポートしています。
あなたの「社員さんが自然にやる気になれる仕組みづくり」、応援しています!!!
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
本日の問いかけ社員さんが主体的に動き、チームとして成果を出していくために何から始めましょうか?