望ましい行動はどう生まれる?ハッピーセット騒動から考える組織づくり
【五感思考day2799】
こんにちは!
人が自立的に動きグングン成果がでる仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
マクドナルドのお子さま向けセット、ハッピーセットがまたまた物議を醸しています。
おまけのポケモンカードだけ抜きとり、食事が手つかずのまま捨てられている。
メルカリなどで転売行為と見られるおまけの出品があるそうです。
本来メインであるはずの食事が食べられない。
おまけは、子どもが遊ぶためのものなのに、転売される。
とっても残念です。
残念な行為に対して、「禁止すべきだ!」「もっと取り締まるべき!」と感じる人も多いでしょう。
マクドナルドは、次のように、禁止事項を明確にして、提示しています。
おひとりさま5セットまでのご購入をお願いしております。
転売または再販売、その他営利を目的としたご購入はご遠慮ください。
また、食べきれない量のご注文もご遠慮いただけますようお願いします。
しかし、組織づくりの観点からすると、「禁止事項を明確にする」だけでは、片手落ちです。
人は、禁止や罰則だけでは望ましい行動を選ばないんです。
「やってはいけない」と言われるほど、抜け道を探したくなる心理もあります。
社員さんに、NG事項を何度伝えても、できない、守らないことって、ありますよね?
例えば、
「会議に遅刻しない」
「期限内に報告書を提出する」
など。
それでは、どうしたら、社員が望ましい行動をできるようになると思いますか?
五感思考マネジメントでは、NG事項や罰則の恐怖で煽るのではなく、「やりたい&やれる感」の快の感情を増やす関わりや仕組みをつくります。
守らざるを得ないように仕事を設計したり、守ることが気持ちよくなる体験を組み込んだりすることで、自然に望ましい行動が増えていきます。
例えば、報告書の提出を義務化するだけでなく、簡単に書けるフォーマットを用意する。
提出した報告を上司がすぐにフィードバックし、評価や感謝の言葉を添える。
こうした「やりたくなる工夫」が行動を変えます。
人の行動が変わる本質は、人の感情や感覚に寄り添うことです。
楽しさ、誇らしさ、共感――これらが加わると、行動は長続きします。
あなたの会社のルールは、“やらなければならない”だけになっていませんか?
禁止や強制ではなく、感情と仕組みで行動を導く。
それが、組織にもハッピーセットにも必要な発想かもしれませんね。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!