利他であり続けるには?
【五感思考day2671】
こんにちは!
人が自立的に動きグングン成果がでる仕組みをつくる
組織づくりコンサルタントの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
先日、仲間の応援で、落語を聴きに行ってきました。
久しぶりの落語。
涙活ならぬ笑活のつもりで、思いっきり笑いに行ったつもりでしたが、とても考えさせられました。
仲間が語ったのは、「徂徠(そらい)豆腐」。
時は、江戸時代の元禄(江戸の中期で、将軍綱吉、赤穂浪士、華やかな元禄文化が有名ですね)。
場所は、花のお江戸。
お豆腐屋さんが主人公です。
豆腐屋が「とーふーとーふー」と売り歩いていると、お侍さんが豆腐を買いに。
お侍さんは豆腐を買うとすぐにその場で気持ちよく食べました。
が、「細かい金がない。後でまとめて払う」ということで、つけ払い。
このやりとりが4日続きます。
そこで、5日目は、豆腐屋はお釣りを用意します。
豆腐屋「お釣りを用意したので、細かい金がなくても大丈夫ですよ!」
お侍「細かいお金がないのに、大きいお金があるか!」
お侍は、豆腐屋をだましてタダ飯食いしてるのに、開き直って、偉そう!
私だったら、こんな人、もう相手にしないです。
ところが、豆腐屋が、とてもいい人なんです。
お侍から、もう何日も豆腐以外食べていないことを聞きます。
そして、お侍の長屋の部屋を見せてもらうと、書物がたくさん。
豆腐屋はお侍に、書物を売って、お金にすることを勧めます。
しかし、お侍は「大切な書物だから売れない」と言う。
私だったら「無銭飲食はいいのか!」(怒)となるところです。
ところが、豆腐屋はいい人で、その後、お侍に、毎日おからを届けます。
いやー、できないですよね。
豆腐屋も長屋住まいの町人です。
お金持ちではありません。
現金がなくとも、書物をたくさん持っているお侍の方が資産はあります。
豆腐屋さん、いい人過ぎる、、、。
私にはできない。。。
物語は、その後、火事で全財産を失った豆腐屋の下に、出世したお侍がやってきて、多額のお金を豆腐屋に渡すところで、終わります。
豆腐屋が報われて、本当に良かった。
私、豆腐屋の在り方に心を打たれました。
自分がいかに心の小さい人間かと思い知らされました。
目先の損得で動くのではなく、もっと利他の心を大事にせねばと気が引き締まりました。
とは言え、楽な方に流れたくなる、自分に都合がいい方に流れたくなるのが、人間。
ですので、会社経営においては、心を戻す場所として「経営理念」が大事なんですよね。
そして、「経営理念」について、社員さんたちと対話をすること。
対話をするから、「経営理念」を自分ごとにしていくことができますからね。
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!
追伸:高座に上がらせてもらいました。デビューも近いか!?