「任せる」はあなたの業務を社員に担当させることではありません!
【day1476】
こんにちは!
ワクワク働きたい組織づくりパートナー、ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^
本日も、ブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
よく聞くお困りごとです。
先週も、このままの言葉を何度も伺いました。
このようなご相談で、状況を詳しく伺っていくと、「任せる」ではなく「放置」になっていることが、多々あります。
「任せる」って何をすることでしょうか?
自分がやっていた業務を、社員の担当にすること。
そして、社員さんも、自分がやっていたように、その仕事をやってくれるんじゃないかと期待すること、でしょうか?
といった発言、よく伺います。
ただポイって仕事をお願いして、できる社員もいます。
「仕事なんだから、しっかりやれよ!」って気持ち、めちゃめちゃ分かります。
でも、大抵の場合、社員さんは、あなたと同じようになんてできません。
もしやれていたら、その社員さんは、社長の器です。
一般的に、とーっても優秀な社員さんでも、パフォーマンスは「社長の3分の1」です。
「任せる」とは、あなたの業務を社員に振るから、社員さんが代わりにあなたがやっていた業務をやってくれて、あなたから仕事がなくなることではありません。
こう考えてもいいですが、そうすると、先のように、「社員がやってくれない」ループにハマりがちです。
「任せる」とは、あなたが、業務ではなくて、人(社員)をみるようになることです。
任せたら、業務をしなくていいから、仕事がなくなるのではありません。
任せたら、業務を見るのではなく、人(社員)の成長を促すことが、あなたの仕事になるということです。
あなたの仕事が一段上になると言うと、語弊があるかもしれませんが、あなたの仕事が変わるんですね。なくなるのではなくて。
ですから、大抵の方にとっては、最初は、任せた後は、任せる前より、大変に感じるんじゃないでしょうか。
あなたの仕事内容は違うものになり、ある意味、レベルアップするわけですからね。
ですので、「任せたから楽になると思ってたのに、楽にならない」と、社員さんに怒ってしまうのは、少しモッタイないです。
お互いに成長がなくなってしまいますからね。
モチロン、「任せる」は、マネジメントの技術力アップに取り組んでいけば、どんどん楽にできるようになります。
業務のマネジメントではなくて、人のマネジメントができるようになってくると、チームとして出せる成果も喜びも無限大です。
ひと昔前までは、部下に業務の進め方を教えるだけで、部下が成果を出してくれたかもしれません。
しかし、今は、教えるだけではダメで、部下が自分で考えて動けるように関わることが、求められていますよね。
社員が自分で考えて動けるようになる関わり方は、イロイロあるのですが、その1つが「待つ」。
「待つ」は、ただ待ってればいいんじゃなくて、社員を「見守る」感じです。
社員の様子を観察して、考えて動いて、進んでるなと思う時は、そのまま見守る。
社員が困ったら、いつでもあなたにサポートを仰げる関係性(場)をキープ。
このままだと上手くいかないと思ったら、教えたり、代わりにやることより、社員が1歩先を考えられるよう、問いかける。
詳しく書くと終わらなくなりそうなので、今日は、この辺で。
今日のまとめは、「任せる」とは、あなたが、業務ではなくて、人(社員)をみるようになることです。
「任せる」とは、あなたの仕事が新しいものことなんですね。
いろんなコツや考え方を、毎日コツコツ、こちらのブログでお伝えしていきますので、参考にしていただけたら、幸いです。
頑張りましょう!
もう一段飛躍したい、社員さんをもっと生かしたい、そんな経営者を応援しています!