あなたの本当のお客様は誰ですか？を考えてみました

2019.08.20 by 大図美由紀

【day567】

こんにちは！

ワクワク働きたい組織づくりの専門家、
ビジネスコーチの大図美由紀です^ ^

本日も、ブログをお読み頂き、
ありがとうございます。

昨日は、所属している埼玉中小企業家同友会・東彩地区の例会に参加してきました。

講演者は、埼玉県草加市の有限会社プリド　代表取締役　五十嵐洋子さん。

中小零細企業に特化した確定拠出型年金の導入サポートをされています。

最初から、この事業をしていた訳ではありませんでした。

五十嵐さんは、元々は、生命保険会社の営業として、数字を追いかけ、バリバリ結果を出す日々。

ところが、金融不況により、会社の倒産の危機に際し、契約解約のためのお客さまの行列を目にすることになります。

そこで、真にお客さまのためのサポートをしたい！という思いから、独立し、乗合代理店として法人設立をします。

当初は順調でしたが、しばらくして、大手乗合代理店が参入してくると、経営が苦しくなります。

そんな中、同友会で、地域密着、社員を大切に考える経営者の方々と出会います。
そして、確定拠出年金を通じた福利厚生、社内環境整備のお手伝いに事業転換を図ります。

ピンチの都度、誰に何を提供することが自分の仕事なのかを掘り下げながら、前に進んできた経営体験を伺いました。

講演が終わった後は、参加者どおしで、グループディスカッション。

今回のテーマは、
あなたの本当のお客さまは誰ですか？

なかなか深い問いです。

ディスカッションは、
「メーカーは、自社で作っている部品が、最終的にどう使われるのか、分からない。なので、お客さまがイメージしにくいけど、サービス業は簡単でしょ？」
という投げかけからスタート。

グループのメンバーは、飲食業、葬儀業、コンサル業、運送業、メーカー。

飲食業の経営者が、
「そうだね。シンプルだね。お店の入口を通った人が、お客さんだよね。」

すると、葬儀業の経営者が、
「お金を払ってくれるのは、喪主さんだから、喪主がお客様だけど、少し前にとても悩ましいことがあったんだよねー。」

「一家のお父さんが亡くなって、喪主の息子と他の兄弟は仲が悪く、お父さんに会わせたくない。でも、目の前で、他の兄弟に『お父さんに一目会いたい』と泣かれたら、無下にも断れない。」

彼は、考えた末に、
「本当のお客様は、亡くなられた方かなー。」
と言いました。

すると、飲食業の経営者は、
「入口を通った人がお客さんだけど、”本当の”お客さまと言われると、確かに悩ましい。うちは、安くて量があればいいという方ではなく、『食事を通して楽しむこと』を求めている方が、お客さまかも。そう考えると、自社の経営理念に合うのが、本当のお客さまかな。」

コンサル業（私）は、
「私は、企業で働く人をサポートしていますが、その先のクライアントさんのお客さまも、お客さまと言えるし、経営者や社員をHappyにすることで、彼らの家族もHappyになるから、ご家族もお客さまと言えるんですよね。」

運送業の経営者は、
「荷物の発送の依頼主が、お金をいただくお客様だけれど、依頼主が大切にしている人、つまり、荷物を受け取る人が、お客さまだと思ってるんです。」

マーケティング的には、顧客を絞れと言いますし、自分が、まず、何で、目の前の人に貢献するかが明確であることは、大事です。

でも、自社のサービスの価値が、どこまで繋がっているのか、その広がりを感じること。
そして、具体的にどんな風にお役に立っているのかイメージすることも、大事ですね。

他者との対話は、いい刺激を与えてくれます。

当社のサービス、コーチングも、対話です。

コーチングでは、意見を言い合ってのアイディア創出だけでなく、自己対話を促す関わりをしていきます。

だから、クライアントさんからは、

社長

大図さんと話すと、解決策が分からなくて、どうしたらいいんだろう？ってモヤモヤしていたことが、不思議と整理されて、どうすべきか、何から始めたらいいか、明確になるんですよね。しかも、あるべき姿にフォーカスするから、自分の心と身体の状態も良くなって、進むことが出来るんですよね。いつもありがとうございます！

とおっしゃっていただけます。

社員さんとも、ぜひ、いろんな対話をしてみてください。

いい対話で、刺激し合って、気持ちよく前に進んでいきたいですね。